2年2組がグランプリ JJS中学部合唱コン 250人が歌声届ける
バンテン州南タンゲラン市のジャカルタ日本人学校(JJS)で20日、同校中学部の合唱コンクールが開かれた。約250人がこれまでの練習の成果を披露、グランプリには、各パートがバランスよく、息のそろった合唱「旅立ちの時」を披露した2年2組が輝いた。
各学年の優秀賞には「君をのせて」を歌った1年1組、「時を越えて」の3年2組が選ばれた。最優秀指揮者賞は2年2組の内田沙江さん、最優秀伴奏者賞は3年2組の水野里沙さんだった。
演奏後は、「とても緊張した」と胸をなで下ろす生徒や、賞を取れずに悔しさで目に涙をためる生徒の姿が。3年3組の塩崎朝陽さん(15)は「クラス内でいざこざがあったりもしたけれど、最終的にまとまって良かった。本番は一番緊張したが一番達成感があった」と笑顔で語った。
各学年の演奏後には全学年による合唱「大地讃頌(さんしょう)」を披露、約250人による迫力ある歌声を観客に届けた。
またことしは、ゲストとしてジャカルタ・ジャパン吹奏楽団(OTJJ)が出演。エルガーの「威風堂々」やとなりのトトロメドレーを演奏したほか、最後には大地讃頌を生徒と共に演奏した。
米村博司校長は閉会式で、「皆さんが大切にしているもの、家族や仲間への感謝、クラスの輪や笑顔、分かち合いや支え合い、いろいろな気持ちが伝わってきた。ぜひ、(この経験を)これからの中学校生活に生かしてください」と語った。(坂田優菜、写真も)