パナソニック さびずに長持ち 「si-BiRU」シリーズ
パナソニック・ゴーベル・インドネシア(PGI)は9日、エアコンの新シリーズ「si—BiRU」を発表した。ボリュームゾーンの中間層に向け、現行の普及モデルより一段階上の付加価値製品を提供する同社の「ヒーローモデル製品戦略」の一環。ことし後半に入り単月でシェア20%を切ったエアコン販売をテコ入れし、2019年から始まる本格的な販売戦略につなげ同25%を目指す。
「si—BiRU」シリーズは、防塵(ぼうじん)、防錆(ぼうせい)仕様で高い耐久性▽不安定な電圧環境でも160ボルトの低電圧まで対応▽省電力でSKEM(最小エネルギー性能基準)最高値の4スター認証▽環境対応のR32の冷媒使用――などが特徴。特に室内機、室外機のエバポレーター(冷却器)が防錆仕様で青色にコーティングされるなど、雨期があり高温多湿なインドネシアの過酷な環境にさらされる機器を保護し、製品寿命を延ばす。0・5、0・7、1、1・5馬力(PK)の4タイプがあり、標準小売価格は320万〜420万ルピア。
PGIの西府正剛社長は「パナソニックのエアコン事業は60年。その経験と技術を集約し、インドネシアの人々、特にジャカルタとその周辺の人々の必要を満たす製品」と語った。(太田勉、写真も)