競い合い、支え合い JJS体育祭 生徒1000人超、保護者も
ジャカルタ日本人学校(JJS)で29日に開かれた第49回体育祭には千人以上の児童・生徒が参加した。生徒らは徒競走やリレーで競い合う一方、組体操やダンスでは一致団結して見事な演技を見せ、保護者らが埋めた会場は熱気に包まれた。
体育祭は青、白、黄、緑、赤の5組に分かれ、午前と午後の部で行われた。
午前の部は小学部4年生の80メートル走から始まった。小学部低学年(1、2年)、中学年(3、4年)、高学年(5、6年)、中学部それぞれによるリレーでは、応援に駆けつけた保護者らも巻き込んで白熱し、小学部高学年による組体操によって締められた。
午後の部は各色の応援合戦で始まり、それぞれにエールを送り合った。中学部男子による組み体操、女子によるダンスでは、7月ごろから行ってきたという練習の成果を存分に発揮し、会場を大いに沸かせた。
最後には各色の代表選手によるリレーが行われ、青組の総合優勝で幕を閉じた。
2017年まで千葉県内の学校に通っていた小学部4年1組の大津知咲さん(10)は、ことしが初めてのJJS体育祭だった。「前の学校は2色だったけれど、今回は5色もあって、いっぱいライバルがいた。80メートル走でライバルの子を抜かして1位になれたのがうれしかった」とほほ笑んだ。
小学部2年と6年の娘の応援に駆けつけた河上美智子さんは「組体操の土台になっているのを見て体も大きくなったなあと感じたり、係で放送しているなど普段見られない姿が見られて良かった」と話した。(大野航太郎、坂田優菜)