ボイラ事業を本格化 協力協定を締結 東京ガスなど4社

 東京ガス子会社でエネルギーサービスの営業・運用管理などの東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES、本社・東京都港区)は、ボイラ製造の三浦工業現地法人のミウラ・インドネシアと連携し、インドネシアで工業用のボイラエネルギーサービス事業を本格化させる。
 2社と三菱UFJリース・アンド・ファイナンスインドネシア、東京ガスと民間ガス事業最大手ルクン・ラハルジャグループが出資するエネルガスインド・ヘクサ・カルヤ(EHK)の4社は25日、中央ジャカルタのホテルでボイラ事業展開を目的とした相互協力協定を締結した。共同営業のほか、事業における知見や技術を蓄積することを目指す。
 協力事業ではボイラを使用する顧客に対して、リースを活用した初期投資なしでの高効率ボイラへの更新▽ミウラによる契約期間内のボイラのフルメンテナンスサービス提供▽遠隔監視システムを活用したエネルギー管理支援▽更新後のボイラ効率保証——といったメリットを提供し、主に日系企業向けに普及を推進していく。
 日系3社は日本国内の事業で得た知見を活用していく。工業用ガス供給事業を展開するEHKは高効率、環境対応のボイラ導入を通して、顧客基盤強化を進める。
 TGESの中尾孝海外事業本部長は「18年度内に第1号案件契約を獲得し、19年度内のサービス開始を目指す」と話す。化学製品製造の日系企業などが候補だという。今後、主にジャワ島内の化学、食品関係などボイラを多く使用する企業向けに展開し、3年以内の20件の契約獲得を目標としている。
 東京ガスの海外でのエネルギーサービス事業はマレーシアと米国ですでに進められている。同社は18~20年度の中期経営計画で、連結準利益に占める海外事業の比率を2割まで引き上げることを掲げている。(平野慧、写真も)

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