【ジャかルタ絆駅伝特集】友好のたすきつなぐ 1600人が駆ける 23日、絆駅伝

 インドネシアと日本のランナーが友好のたすきをつなぐ「ジャカルタ『絆』駅伝(主催・毎日新聞社、コンパス紙)」が23日、ジャカルタ中心部のスナヤンで開かれる。5回目となることしは、日本インドネシア国交樹立60周年記念事業として行われ、400チーム全1600人のランナーが参加する。

 コースは、スナヤンの複合商業施設「スナヤン・スクエア」を周回、1周2・7キロ。モール、プラザ・スナヤン前の特設ルートで4人がたすきをつなげ、計10・8キロを駆ける。プラザ・スナヤン正面玄関前にゼッケン、たすきを着用した状態で集合、スタートは午前6時半。
 チームは計4人の混合メンバー、日本人とインドネシア人を少なくとも1人ずつ含むことが参加条件。普段共に働く会社のメンバーで結成する企業チームもあれば、旧友との再会を楽しみに、日本からメンバーが参加する同好会チームもある。
 日本インドネシア国交樹立60周年のことしは、ゼッケン番号001に「60周年記念チーム」として、60周年親善大使の仲川遥香さん、松永祥兵さん、ユキ・カトウさん、元サッカー選手のポナリョ・アスタマンさんが走る。
 また、ロンドン五輪女子マラソン日本代表の尾崎好美さん(第一生命)、在インドネシア日本大使館から石井正文駐インドネシア日本大使、小野啓一次席公使らも参加する。
 優勝候補は5連覇を狙うデンソー。選手の1人、アンバル・パウズィさん(23)は、「日本人走者と通じ合う機会を持てることにわくわくしている。この大会をずっと待っていた」と話す。
 表彰式は、セントラルスナヤンの噴水広場で行われ、周辺には企業ブースが並ぶ。1~10位の表彰、1位と2位の間には仮装で大会を盛り上げた参加チームに贈る「コスプレ賞」が発表される。
 加藤ひろあきさんが司会、アイドルグループのJKT48アコースティックとコラボし、日本語とインドネシア語の歌を披露する予定。
 表彰式会場では、順位にかかわらず全ての参加チームにチャンスがあるお楽しみ抽選会が開かれ、全日本空輸(ANA)の東京―ジャカルタ往復航空券(1チーム分)、セイコーの高級時計(1人分)とセイコーのスポーツウオッチ(1チーム分)、アヤナ・リゾート宿泊券(1チーム分)などが賞品。
 表彰式会場周辺のブースでは、日本番組専門チャンネル「ワクワクジャパン」のキャラクター、「ワーくん」「クーくん」に会うことができる。一緒に写真を撮影、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に投稿しよう。
 ジャカルタ「絆」駅伝は、インドネシアと日本の友好を目的に2014年5月にスタート。第3回大会から、東京五輪に向けて日本政府が進める、スポーツを通じた国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」の認定事業となっている。
 後援は、ジャカルタ特別州、在インドネシア日本大使館、ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)、じゃかるた新聞。(上村夏美)

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