もちもち感にこだわり 1号店が5日開店 はなまるうどん
吉野家ホールディングス傘下のアジア・ヨシノヤ・インターナショナルとヨシノヤ・シンガポールが出資するハッピー・レストランツ・インドネシアは31日、西ジャカルタのリッポーモール・プリにオープンする「はなまるうどん」インドネシア1号店を関係者や報道陣に披露した。グランドオープンは5日。中国、マレーシアに続く海外展開3カ国目。
店舗は、京都の伏見稲荷の千本鳥居をイメージしたという朱色の梁と柱で囲まれた通路が印象的で、カウンターでてんぷらやおでん、うどんを注文する。基本的にインドネシアで調達できる食材を使ってメニューは作り上げているが、うどんはもちもち感にこだわり日本の小麦粉も混ぜる。試食を繰り返し、インドネシア人の趣向に合わせ、麺の太さも日本よりわずかに細めに仕上げているという。
メニューは、かけうどんやインドネシアオリジナル「スパイシーチキンうどん」などうどんが12種類。価格は3万8千~5万6千ルピア。てんぷらが11種類、おでん5種類で、それぞれ1品1万3千ルピアなど。チョコレート・シホンケーキやパイナップルを揚げたデザートてんぷらも試食会で好評だった。
同社の加藤忠央取締役兼経営最高責任者(CEO)は、「これからが本当のスタート。インドネシアのスタッフとアイディアや意見を出し合いながら、小さな子どもからお年寄りまでが、よりおいしうどんを食べ楽しくハッピーな時間を過ごせる店舗を作っていきたい」と語った。
同社は5日の1号店オープンに続き、10月1日に南ジャカルタのパシフィックプレイスモールに2号店、11月30日にブロックMプラザに3号店の開店を予定、5年で国内50店舗の展開を目指すとしている。(太田勉、写真も)