2億6000万㌦融資へ AIIB  ロンボク島開発

 アジアインフラ投資銀行(AIIB)は28日、西ヌサトゥンガラ州ロンボク島南部のマンダリカ経済特区(KEK)の観光開発で、インドネシア側へ2億6千億ドルの融資を提案、来月には可否が決まると明らかにした。地元メディアが報じた。
 来イしているAIIBのジン・リーチュン総裁はスリ・ムルヤニ財務相やバンバン・ブロジョヌゴロ国家開発企画相らと会談し、バンバン氏は「環境影響調査や社会面での準備などが融資条件となる」と話した。
 マンダリカは政府が進める観光開発優先10地域の一つで、ホテル・インフラ開発などが進む。ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領はことし3月、AIIB代表団が来イした際にマンダリカ向け開発の融資を要望していた。
 AIIB広報責任者のローレル・オストフィールド氏によると、AIIBは2016年以降、インドネシアに4案件、計6億9150万ドルを融資してきた。4案件は、スラム街の環境改善(融資額2億1650万ドル)▽ダムのオペレーション・安全性の向上(同1億2500万ドル)▽地方のインフラ開発(同1億ドル)▽農地のかんがいへの技術投入(同2億5千万ドル)。

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