スンバワ島にダム完成 農業用水確保へ 西ヌサトゥンガラ州
西ヌサトゥンガラ州スンバワ島ドンプ県で30日、かんがい用のタンジュダムの竣工式が開かれた。出席したジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は、干ばつが続発する同県の発展の鍵は農業用水だと強調し、「ダムの完成で農業が発展を遂げるだろう」と語った。
ダムは1800立方メートル分の貯水が可能で、総工費は1240億ルピア。2250ヘクタールの農地を潤す見込み。大統領は「一毛作から三毛作が可能になる」とした。2015年に当時住んでいた約400世帯が立ち退いた後、着工した。
ジョコウィ政権は洪水被害軽減やかんがい用水確保のためダム建設に力を入れており、18年は同ダムを含む計8のダムが国内各地に完成する予定。(坂田優菜)