世代を超えて全力で 第41回運動会を開催 EJJC
東ジャワ日本人会(EJJC、佐藤秀哉会長)は29日、スラバヤ日本人学校(SJS)で第41回EJJC運動会を開いた。ことしのテーマは「We Can Go ~まだいける もっと先へ 全力で~」。SJS幼稚部の園児16人と小・中学部児童生徒52人、保護者ら150人の計218人が、精いっぱい競技や応援に励んだ。
運動会は約4時間にわたり、リレーや綱引きなど17競技が行われた。小・中学部と保護者らは赤組と白組の2組に分かれ対決。双方が練習の成果を遺憾なく発揮し、熱戦を繰り広げた。幼稚部の園児らはカラフルなシートを使った可愛らしい遊戯や組体操を披露。会場を大いに沸かせた。
また、EJJCの佐藤会長や在スラバヤ総領事館の谷昌紀総領事も参加。今回初採用された、お題に該当する人をゴールへ連れて行く「借り物競争」では谷総領事が指名される一幕もあり、会場は笑顔に包まれた。
同じく初採用の、袋に下半身を袋に入れて跳ねながらゴールを目指す「袋跳びリレー」では保護者らが必死の形相で白熱したレースを繰り広げた。
終盤には生徒らが6月から振り付けを練り上げたという、小・中学部全員参加の「SJSダンス」が披露され、最後は小・中学部全員によるリレーで幕を閉じた。結果は昨年に続き白組の勝利だった。
徳長邦彦校長は閉会式で、「勝ち負けだけじゃなく、きょう頑張ったこと、きょうまで頑張ってきたことが最も大事だ」と生徒らをねぎらった。中学部2年の赤組応援団長、西口隆夏さん(13)は「負けて悔しい。来年はもっと練習して今度こそ勝ちたい」と闘志を燃やした。
中学部3年の白組応援団長、根本夏妃さん(14)は「中3が私一人で心細かったが、2年生がよく支えてくれた。最後の運動会で勝ててうれしい」と笑顔を見せた。
EJJCの佐藤会長は「SJSの子どもの数は少ないが、運動会は大人も参加して盛り上げている。尽力いただいた人たちに感謝したい」とコメント。谷総領事は「父兄以外の日本人も参加しているのがこの運動会の伝統。これからも継続していきたい」と話した。(大野航太郎、写真も)