全力出し切った 園児・児童・生徒24人 BJS運動会
西ジャワ州のバンドン日本人学校(BJS)は7日、第35回運動会を開いた。ことしのスローガンは「最後まで輝け! 24の星」。園児・児童・生徒の総勢24人が赤組と白組に分かれ、全力を出し切って競い合った。
保護者や教員を含む会場にいる全員が、この日のために作成したそろいのTシャツ姿。榊勉校長は開会式で「きょうは全力で練習の成果を発揮し、輝いて」とエールを送った。
赤組団長の中学3年高橋怜佳さん(14)、白組団長の中学2年青木・瑛杜アリフさん(13)を筆頭に、太鼓のリズムに合わせて応援合戦を披露、互いに健闘を誓い握手を交わした。
競技は児童、生徒の種目からスタート。続く幼稚部の演技「きみといっしょならできるよ体操」では、曲に合わせて5人の園児らがかわいらしい組体操、ダンスを披露。保護者らは我が子の成長に頬を緩めながらカメラを向けた。
各種目とも赤組と白組の接戦が続いた。最も白熱したのは、紅白対抗リレー。何度も互いに抜き合い僅差でゴール。白組アンカーが滑り込むと、拍手と歓声が上がった。
最後の演技種目では赤組、白組が力を合わせて息の合った組体操とよさこいソーランを披露し、会場を沸かせた。
結果は赤組の勝利。赤組団長を務めた中学3年の高橋さんは春から日本の高校へ通う。「最後に最高の運動会となった」と笑顔を見せた。白組団長の青木さんは「園児、児童、生徒のみんなで力を合わせて迫力ある応援ができた。悔いはない」と振り返った。(上村夏美、写真も)