労働省の新制度に注視 就労場所は複数記載を JJC就労ビザセミナー

 ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)は5日、中央ジャカルタのウイスマ・ケイアイにあるJJC会議室で、「ビザ専門会社の現場から〜就労ビザ関連のよくあるトラブル、その原因と対応策やいかに〜」と題してセミナーを開催した。
 講師を務めたのは本紙で「修郎先生の事件簿」を連載しているビザ専門会社「FPCインドネシア」の小池雄一マーケティングディレクター。滞在許可や就労ビザの手続きで予想される遅れの原因や対処法などについて具体的な事例を挙げながら解説した。過去の立ち入り検査の事例から、会社として備えるべきことなどを説明。特に最近は、就労許可(IMTA)に記載する就労場所が実労場所と異なることを指摘するケースが増えていると強調。実際に就労する場所が複数ある場合には、追加記載する必要を説明した。
 また、3月29日に発令された「外国人労働者利用に関する大統領令」で、3カ月後の施行と記載されていたが、大臣規定などの細則はまだ出ていないと指摘。7月2日に労働省より公示があり、9日から新システムでの受付が始められるとしているが、詳細は不明で注視が必要とした。
 セミナーには約70人が参加した。企業の責任者や管理部門担当者も多く、講演後に、自社の個別ケースについて相談する人々が列をなした。JJCは12日にも同内容のセミナーを開催する予定。(太田勉)

経済 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly