韓国製6車両 試験着々 LRTクラパガディン駅
ジャカルタ特別州で建設が進む「次世代型交通システム(LRT)ジャカルタ」で運行する韓国製新車両6両が23、24日未明、北ジャカルタ区モール・クラパガディン前の高架線路上に設置された。建設を手掛ける州営建設ジャカルタ・プロペルティンド(ジャックプロ)によると、8月開幕のアジア大会までの運行開始を目指し、7月上旬に試験運転を行うという。
同6車両は9日、韓国からタンジュンプリオク港(北ジャカルタ)に到着し、同湾近くの車両基地に輸送された。4月13日に到着した第1陣の2車両に続く第2陣目で、これで計8車両がジャカルタに届いた。
全16車両を韓国から輸入、運行する予定だったが、残り8車両の準備が間に合わないため、アジア大会期間中は8車両(2両編成4本)で運行する予定。
第1陣の2車両は14日以降、モール・クラパガディン前の高架線路上で動的試験、1〜2キロ程度の試運転などを実施した。
現在建設が進むLRTジャカルタは、北ジャカルタ区クラパガディン〜東ジャカルタ区ラワマングンの自転車競技場フェロドローム間(5・8キロ)。6月時点での進ちょく率は75・93%。線路建設、保線作業はほぼ完成し、駅の建設を急いでいる。(上村夏美、写真も)