東ジャワ州 前社会相リード 西ジャワ州 バンドン市長 統一首長選開票速報 南スラウェシ州 元日本留学生
171自治体(17州39市115県)の首長を一斉に選ぶ史上3度目の統一地方首長選の投開票が27日に行われた。民間調査機関の開票速報で、東ジャワ州知事選は3度目の挑戦となったコフィファ・インダル・パラワンサ前社会相(53)が優勢。西ジャワ州はバンドン市長のリドワン・カミル氏(46)が他の3組を引き離した。南スラウェシ州では元日本留学生のヌルディン・アブドゥラ氏(55)がリードしている。
民間調査機関インドネシア調査サークル(LSI)が開票結果を基に独自集計した結果によると、東ジャワ州知事選の得票率は、コフィファ組が54%でリード。サイフラ・ユスフ副州知事組を9ポイント引き離し、一騎打ちの接戦を制する勢いだ。
西ジャワ州知事選は、リドワン氏と同州副知事のデディ・ミズワル氏との接戦が予想されたが、リドワン組が32%とリード。デディ組は26%にとどまり、野党候補のスドラジャット元国防相幹部が27%と健闘した。
中部ジャワ州知事選は、圧勝が予想されていた現職ガンジャル・プラノウォ知事(49)が58%で優勢。野党候補のスディルマン・サイド前エネルギー鉱物資源相も41%と存在感を示した。
北スマトラ州は、地元出身のエディ・ラフマヤディ前陸軍戦略予備軍司令官(57)が57%で、42%にとどまった落下傘候補のジャロット・サイフル・ヒダヤット前ジャカルタ特別州知事を引き離した。
別の調査機関SMRCの独自調査結果によると、南スラウェシ州では、九州大学で農学博士号を取得している同州バンタエン県知事のヌルディン氏が42%を獲得、2位以下に16ポイント以上の大差を付けてリードしている。
バリ州は与党・闘争民主党(PDIP)の国会議員、イ・ワヤン・コステル氏(55)が58%と過半数に達する勢いだ。(配島克彦)