世銀総会の準備着々 バリ島 滑走路・立体交差を建設
ルフット・パンジャイタン海事調整相は26日、ことし10月にバリ島で開催される予定の国際通貨基金(IMF)・世界銀行総会に向け、政府がインフラ整備を中心に5千億ルピアを投資したと明らかにした。地元メディアが報じた。
政府は総会準備に国家予算計8500億ルピアを計上。
ングラライ空港では新たに47・9ヘクタールを取得し滑走路を拡大する。進ちょく率は38%で総会開催までの完成を急ぐ。空港の前では約2千億ルピアを投じ、立体交差点工事が進んでいる。
ルフット調整相は「滑走路拡張により、さらに多くの航空機の乗り入れが可能になる。総会後も観光客増につなげられる」と意義を強調した。
さらに政府は2万人超を見込む来訪者に対応するため、計400台のコンピューターを購入し、バリ州内のホテルなどに無料で貸し出す。コンピューターは総会終了後、州内の教育機関に供与されるという。
政府は5月に総会開催に向けた準備の全体の進ちょく率が80%を超え、順調に進んでいるとしている。(泉洸希)