ブロックMに緑を 縁日祭実行委 収益で植木鉢寄贈
民間有志の草の根交流イベント「リトル東京ブロックM縁日祭」の実行委員会(竹谷大世委員長)は22日、南ジャカルタ区ブロックMの町内会(RW)に2017年縁日祭の収益で購入した植木鉢約30個などを寄贈した。縁日祭の地域貢献の一環で、計約2千万ルピア相当になるという。
竹谷委員長によれば、実行委員会は10年から月に1度をめどに町内の清掃活動を行ってきた。活動の中で既存の植木鉢がごみ箱のように使われていることに気が付き、寄贈を決めた。既に弱っている植物は廃棄し、新たに竹20本を植える予定。
竹谷委員長は同日、自身が最高経営責任者(CEO)を務める大世グループの従業員約15人と共に、植木を寄贈した鉢に入れ替える作業をした。土を高く盛ることで鉢との間隔を無くし、ごみを詰められないようにした。23日にも町内の清掃や竹を植える作業を行う。
縁日祭は10年に初開催。実行委員会はこれまでもごみ箱の寄贈など地域貢献活動を行ってきた。竹谷委員長は「赤字の頃でもできることから地域への貢献を行ってきた。地域と共存、共栄できるお祭りでありたい」と語った。
9回目を迎えることしの縁日祭は30日、7月1日に開催される。(大野航太郎、写真も)