【おすすめ観光情報】ドロップオフの世界 北スラウェシ州シラデン島
ジャカルタから直行便の飛行機で約3時間、スラウェシ島北部にマナドという町があります。マナドの沖にあり、ダイビングのメッカと呼ばれる「ブナケン海洋国立公園」は世界中からダイバーが集まるところでもあります。その国立公園内にあるシラデン島に滞在し、非ダイバーである私がどこまで海を楽しめるかを体験してきました。
マナドの空港から車で20分ほどの小さな村からシラデン島に出発です。シラデン島までは船で約30分。島にはビーチから上陸しますが、荷物はスタッフの方が運んでくれ、降りるための板が用意されています。
ビーチから徒歩2分、レセプションに到着しチェックインしたら自由行動! 宿泊したシラデンリゾートアンドスパは朝昼晩の食事が付くフルボード式(ドリンクは別)。
部屋はエアコンが効き、ゆっくり静かな中で過ごすのもジャカルタとは異なった雰囲気です。
■いざマナドの海へ
今回はシュノーケリングを体験してみました。リゾート所有のボートで約30分、ブナケン海洋国立公園の中心となるブナケン島に到着です。私が向かったのはブナケン島の中でもさまざまな魚に出会えることで有名なスポット「レクアン2」です。
あれ? 海の下は真っ青です。何も見えない……と思いながら海へダイブ! するとどうでしょうか、深い青がうそのように晴れ、目の前には一面のサンゴ礁が現れます。実はマナドは「ドロップオフ」でとても有名なのです。ドロップオフとは海の中の断崖、サンゴ礁がそこからは垂直に海底まで続いています。そこは真っ暗、ブナケン島の周囲のドロップオフは1キロ以上の海底まで続いているそうです。そんなわけで海は下は見えず青かったのです。片方はサンゴ、片方は底が見えない真っ青な海という不思議な光景です。
■ウミガメもマグロも
今まで私が経験したシュノーケリングはぷかぷかと浮かぶものでしたが、今回はサンゴ礁と深い海が混同するドロップオフ。ならではの楽しみ方を満喫できました。まず、目の前にはウミガメが、なんとも優雅に泳いでいきそのままドロップオフの下部に消えていきます。その他にもサンゴ礁ではカクレクマノミやナポレオンフィッシュを見ましたし、ドロップオフ側ではマグロにも遭遇することができました。
ブナケン島でのシュノーケリング時のウミガメとの遭遇率は80%オーバーで、運がよければサメも見ることができるようです。また、別のポイントでは群れで泳ぐイルカを見ることも。注意点は、このエリアは潮の流れがしっかりあるので、必ずガイドがいるツアーに参加すること。
日本からは行きにくい場所。ジャカルタに滞在する今だからこそ行けるところではないかと思いました。今回のリゾートに滞在するなら少なくとも2泊の滞在がオススメです。都会の喧騒(けんそう)を忘れてきれいな海を見てリフレッシュ、さらにシュノーケリングを楽しむもよし。
今回は触れていませんが山の国立公園もあるので、山も楽しむのもお勧めです。(パンダ・トラベル、岸野真穂)
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