石油ガス手続き簡素化 JCC IPA展示会が開幕

 第42回インドネシア石油協会(IPA)総会・展示会が2日、中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンション・センター(JCC)で開幕した。4日まで。投資が急激に減少している現状を打開すべく、政府は投資手続きの簡素化をアピールしている。
 開会式でジョコ・ウィドド(ジョコウィ)大統領は資源開発分野へ投資を呼び込むため、エネルギー鉱物資源省がこれまで186(開発、生産の上流部門に関するものは14)の規定を撤廃し、投資の手続きをオンラインで一本化すると強調した。しかし、現在の投資環境は「まだ規則が煩雑で良好とは言えない」と認めた。
 IPAのロナルド・グナワン会長は国内のエネルギー状況について「今後20〜30年は石油・ガスが全体消費の半分以上を占めるだろう」と展望を語り、内需に対応するための新たな鉱区開発の必要性を訴えた。
 2017年の石油・ガス分野への総投資額は過去3年間で最低の101億7千万ドルにとどまった。原油価格の上昇を受けて、エネ鉱省はことしの投資目標を142億ドルとしているが、3月までに集まったのは14%に当たる24億ドルで実現への道は険しい。
 同展示会には欧米系や中国の石油会社など116団体から約1500人が参加し、2万人の来場を見込む。(泉洸希、平野慧)

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