国連本部でアンクルン インドネシア 非常任理事国入りアピール
米国ニューヨークの国連本部で30日、伝統竹楽器アンクルンの演奏が披露され、193カ国約500人の外交官や国連職員らがジャワ島の伝統楽器の音色を楽しんだ。国営アンタラ通信が同日伝えた。
西ジャワ州ボゴール市でアンクルンの伝統を伝える「サウン・アンクルン・ウジョ」とワシントンのアンクルン演奏家の集まり「ハウス・オブ・アンクルン」から30人の演奏家が参加した。公演の最後には「ウィー・アー・ザ・ワールド」を会場と一体となって演奏した。
アンクルンは2010年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された竹製の打楽器。イベントは「バンブー・フォー・ピース(平和のための竹)」と題され、09年以来の非常任理事国(任期は19〜20年)入りを目指す国連インドネシア政府代表部が、アピールの一環として初開催した。非常任理事国は6月に開催される国連総会で選ばれる見通し。(坂田優菜)