23カ国900社が出展 繊維機械展示会 日本から17社参加
中央ジャカルタの国際展示場(JIエキスポ)で4日、繊維機械などの展示会「インド・インターテックス2018」が始まった。7日まで。世界23カ国から約900社、日本からは17社が出展、4日間で1万5千人の来場者を目指す。
布目曲がり矯正機の業界トップシェアを誇るセーレン電子(本社・福井県坂井市)は、布地加工時に発生する糸の曲がりを検知し、自動的に曲がりを矯正する装置「自動布目検知矯正装置」などを展示。4回目の出展で、商談につながることが多いインドネシア市場に期待をかける。
同社は2008年、中国・蘇州市に機械生産の子会社を設立。「中国よりも繊維工場は圧倒的に少ないが、インドネシアは人口規模からみてもビジネスチャンスはある」。同社メカトロニクス事業部営業課の加治佐英之さん(32)は期待を込める。繊維企業が集まる西ジャワ州バンドンの代理店を通し、同社製品をインドネシアで販売している。
同展示会は繊維業界の活発化を目的に毎年開催され、ことしで16回目。(上村夏美、写真も)