「自主性あり熱気感じる」 高校生の環境活動支援 トヨタ
トヨタの製造法人トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)社と販売法人トヨタ・アストラ・モーター(TAM)社は十七日、南ジャカルタのショッピングモールのチランダック・タウン・スクエアで、環境教育を通じた環境改善活動「トヨタ・エコユース7」の表彰式を開催した。
トヨタ・エコユースは、高校生が自主的に考えた環境活動を学校の周りの地域社会に役立てるプログラムで、今回が七回目。ジャカルタや北スマトラ州メダン、南カリマンタン州バンジャルマシン、西カリマンタン州ポンティアナック、パプア州ジャヤプラなどの高校十六校が参加した。参加校はトヨタが拠出する活動資金を使い、企画から実効まで自分たちで考えて地域を巻き込んだ活動を行った。
優勝したのはデポックの国立第一高校。近隣にある湖に生息する生物を調べたりし、地域住民と一緒に湖が地域にもたらす役割などを考えた。地元の人たちとの清掃活動のほか、湖の周りで植樹したり、魚の放流なども行った。学校ででる生ごみの堆肥化や野菜の栽培なども実施した。
東ジャワ州モジョクルト県プンギン群の国立第一高校が二位。南スラウェシ州マカッサルの国立第二十一高校が三位だった。優秀校には今後も継続して間活動が行えるよう活動資金が送られた。
表彰式に出席したTMMIN社の野波雅裕社長は、参加高校の生徒たちについて「自分たちで考えて活動することにやりがいを持っており、熱気を感じた」と語り、「今後も若い世代に役に立つ活動をしていきたい」と話した。