園児101人巣立つ JJS幼稚部で卒園式
ジャカルタ日本人学校(JJS)幼稚部で15日、卒園・修了式が行われた。吉野恵理子園長から卒園児101人に証書が渡され、保護者たちは成長を続ける子どもたちを温かい目で見守った。
園児たちは証書を受け取った後、将来の夢を大きな声で発表。医者や警察官などの職業から、「忍者になりたい」、「兄とお笑い芸人になりたい」など、さまざまな夢が発表された。
吉野園長は式辞で「これから皆さんは、たくさんの言葉を覚えて考える力を付けていきます。言葉には良い力も悪い力もあります。どうか良い言葉を覚えてください」と言葉を贈った。
来賓の在インドネシア日本大使館の又平広領事部長はあいさつで「使えば使うほど増えていくものがあります。それは、元気と勇気、優しくすることです。お友だちやみんなにどんどん優しくしてください」と卒園児に語りかけた。
その後は、園児らの写真のスライドショーに続いて、卒園児らが夏祭りや運動会、作品展など1年間の思い出を歌や踊りを交えて振り返った。
卒園児の1人、ぞう組の松本紬那ちゃん(6)は「卒園は悲しくない。小学校が楽しみ。引き算とか漢字とかを勉強したい」と話し、母親の杏美さんは「引っ込み思案なところもあって心配していたが、自由な雰囲気の中、お友だちをたくさん作っていた」と目を細めた。
卒園式に併せて、先生3人の離任式も行われた。4年間勤めた、らいおん組の齊藤未季先生は「みんなの笑顔は人を幸せにすることができます。その笑顔をこれからもずっとずっと大切にしてください」と涙を流しながら語りかけた。(上村夏美、写真も)