地下水利用を調査へ 抜き打ちでビル80棟対象に ジャカルタ (2018年03月14日)

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 ジャカルタ特別州で地下水の過剰なくみ上げが指摘されている問題で、アニス・バスウェダン知事は12日、中央ジャカルタ・タムリン通りのサリパシフィック・ホテルを訪れ、地下水の利用状況や排水設備を抜き打ち調査した。州の特別調査チームは21日までの間に、州内のビル80棟でも同様の調査を実施する。国営アンタラ通信などが伝えた。
 アニス氏は、2月6日に署名した知事令に基づき、人間居住局や環境局、警備隊などで構成する地下水の利用状況調査チームを発足させた。
 12日にサリパシフィック・ホテルを訪れたチームは、飲料水や排水設備の状況を調査。アニス氏は視察後、雨水の地下への浸透を促す設備がホテルに設置されていないことを指摘、洪水悪化の一因になり得るとして問題視した。
 またアニス氏は、10人体制の5チームが21日までに、州内のビル80棟を調査すると説明。州や中央政府所有の建物も対象にするという。「高層ビルが全てのルールを守っているかを確かめるための、一斉捜査のようなものだ」と警告した。
 ジャカルタ特別州ではこれまでに、無許可で掘削された井戸がホテルやオフィスビルなどで見つかっている。地下水の過剰なくみ上げは、地盤沈下の主因として問題視されている。(木村綾)

中央ジャカルタのサリパシフィック・ホテルで抜き打ち調査するアニス知事(中央)=12日、アンタラ通信
中央ジャカルタのサリパシフィック・ホテルで抜き打ち調査するアニス知事(中央)=12日、アンタラ通信

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