初の商用車展示会 販売回復を軌道へ ガイキンド主催

 政府主導のインフラ需要などを背景に、回復しつつある商用車の販売を軌道に乗せようとインドネシア自動車工業会(ガイキンド)は1日、中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で、商用車や関連製品を展示販売するガイキンド・インドネシア国際商用車展示会(GIICOMVEC)を開いた。今回が初めての開催で、4日まで。 

 1万6千平方メートルのスペースに、日野、いすゞ、UDトラックス、三菱ふそう、スズキ、ダイハツ、三菱自動車、トヨタ、DFSKなど14の商用車ブランドに、ダンロップや新明工業などの関連企業18社が出展している。 
 スズキはピックアップの新型メガ・キャリーを、いすゞは、中型トラックのギガ・シリーズのラインアップなど、6ブランドがそれぞれ新型モデルを発表した。
 ガイキンドの統計によると、商用車(ピックアップ、小型トラック、中型トラック、大型トラック、バス)の販売は、2016年に20万2千台と大きく落ち込んだが、昨年は23万5千台と回復した。
 しかし、資源価格の上昇や政府が進める公共工事による需要増加を考えると、30万台を超えていた最盛期の13、14年に比べ少なく、販売拡大の余地は高いといわれる。 
 開会式には、アイルランガ・ハルタルト工業相が出席、「国内の商用車関連産業が成長すれば、中古トラックの輸入を止めることができる」と期待を示した上で、「国内市場だけでなく、輸出を視野に入れた体制を築いてほしい」と激励した。
 ガイキンドのヨハネス・ナンゴイ会長は、約3千人の潜在顧客となる来場者数を見込み、出展企業にとって大きなビジネスチャンスを提供できると語った。
 ガイキンドは、毎年8月に行われるインドネシア国際オートショー(GIIAS)に加え、隔年でGIICOMVECを開催するとしている。(太田勉、写真も、2面に関連)

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