大臣と副知事が水上対決 スンタル貯水池でフェス 北ジャカルタ ウオータースポーツ振興

 北ジャカルタにあるスンタル貯水池で25日、同池をウオータースポーツや市民の憩いの場として広める目的で「ダナウ・スンタル・フェスティバル」が開かれ、炎天の下、近隣住民をはじめ多くの人が参加した。スシ・プジアストゥティ海洋水産相とジャカルタ特別州のサンディアガ・ウノ副知事による水上レースも行われ、注目を集めた。
 スシ、サンディアガ両氏の「(同池を)スイス・ジュネーブのレマン湖のようにきれいに、美しくしたい」という思いを実現させようと、オンラインメディアのクンパランが、ジャカルタ特別州や海洋水産省などの協力を得て初めて開催した。
 クンパランによると、午前中には同イベントの目玉でもある、スシ、サンディアガ両氏のレース対決が実施された。スシ氏はサーフボードに立ってパドルでこぎ、サンディアガ氏は泳いで、500メートルを往復した。
 先にゴール付近までたどり着いたスシ氏がサンディアガ氏がやって来るのを待ち、2人でレースをフィニッシュした。
 サンディアガ氏は「池の水で肌がかゆくなることはなかった」と水質の良さをアピール。スシ氏もレース後、池を泳ぎ「水はきれいだから、(泳いでも)病気にはならない」と話した。
 この他にも、特設ステージでのバンド演奏や、食べ物やおもちゃなどの屋台が会場を盛り上げた。
 同イベントをインターネットで知り、友人2人と東ジャカルタから来たという大学生のジョナサンさん(24)は「ここがジャカルタのアイコンになるのは市民としてうれしい」と、同イベントの開催を喜んだ。(坂田優菜、写真も)

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