アプリで貨物追跡 チカラン・ドライポートが開発

 西ジャワ州ブカシ県の開発地域ジャバベカにあるチカラン・ドライポート(CDP)を運営するチカラン・インランド・ポートは中央ジャカルタで7日、同社が中心となって開発した貨物追跡アプリ「マイCDP」を発表した。コンテナの位置情報にアクセスできるほか、港使用料の見積もり算定などの機能を盛り込んだ。

 7日から運用を開始。アプリは英語表記で、現在はアンドロイドのみ。今後iOSにも対応していく。
 輸出入業者、フォワーダーは無料のアプリに登録することで、自社に関連するコンテナの位置情報にアクセスできる。また、港使用料の見積もり、内部の温度を一定に保つリーファーコンテナの温度情報などを得られる。
 従来のCDPでの貨物追跡はコールセンターに問い合わせなければならなかったが、一度アプリに登録すれば自動的に関連貨物の情報が得られる。同社のリオ・リファイ・マーケティング・エグゼクティブは「これまで複数の手続きが必要だったものがアプリに集約される」と意義を話した。
 CDPは2010年に開業した通関機能などを有する内陸コンテナ取扱施設で、不動産開発ジャバベカの子会社が運営する。国内外から運ばれてくるコンテナを現在、年間約10万TEU(20フィートコンテナ換算)取り扱う。北ジャカルタのタンジュンプリオク港と高速道路、鉄道でつながっており、慢性的な混雑などの問題を抱える同港に代わり、通関手続きも行う。
 リオ氏によると、顧客は500社ほどで、半分以上が日系関連企業という。貨物取扱量は毎年約3割ずつ増えており、同氏は「ことしも取り扱い量を3割ほど増やしていきたい」と話した。(坂田優菜、写真も)

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