成田直行便就航へ ジャカルタ発着、初のLCC 5月から毎日往復 エアアジア
格安航空(LCC)インドネシア・エアアジアXは1日、ジャカルタ〜成田の直行便を5月1日に就航させると発表した。毎日1往復運航する。日本政府観光局(JNTO)によると、ジャカルタと成田を結ぶLCCの直行便就航は初めて。
スカルノハッタ空港(バンテン州タンゲラン市)第3ターミナルと成田空港を結ぶ。スケジュールはジャカルタ発が午後11時50分発、翌午前9時10分着。成田発が午前11時半発、午後5時20分着。377人乗りのエアバス機を使用する。
現在、同路線を運航しているのは全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)。ジャカルタ〜羽田はANAとガルーダ・インドネシア航空が運航している。
エアアジアは2017年5月にバリ〜成田の直行便を就航させた。これが好評を得ていることや、インドネシア人の日本旅行への関心が高まっていることを受け今回の就航を決めた。
JNTOの訪日外国人統計(推計値)で、17年に日本を訪れたインドネシア人は35万2200人で前年比3割増を記録した。インドネシア・エアアジアXのスリスティヨ・ヌグロホ・ハヌン最高経営責任者(CEO)は「(格安航空の就航で)インドネシア人が日本に旅行する夢が実現することだろう」と述べるとともに「より多くの日本人観光客を迎え、インドネシアの魅力を体験してほしい」と期待を込めた。
就航を記念して2月7日まで、5月1日〜10月27日の搭乗分限定で、同路線の航空券を片道119万ルピアからウェブサイトで販売している。座席がよりゆったりとしたプレミアム・フラットベッドは同399万ルピアから。
また同期間の利用分に限り、往復航空券と東京でのホテル宿泊をセットにした5泊6日のパッケージを649万ルピア程度から限定販売している。(木村綾)