共同でマンション建設 シマトゥパンに1ヘクタールの住宅エリア アストラ香港ランド

 アストラ・インターナショナルと不動産開発の香港ランドは31日、共同でマンションを開発すると発表した。南ジャカルタ区シマトゥパンにマンション1棟とビラ4棟、公園からなる約1ヘクタールの住宅エリア「アルマヤ」を開発する。
 アストラは四輪・二輪事業が中核事業だが、金融や不動産事業にも注力している。アストラが60%、香港ランドが40%出資するブラフマヤサ・バフテラが手掛ける。
 総投資額は1兆ルピア。年内に着工、2022年の引き渡しを予定している。販売は1〜2カ月以内に開始する。
 中〜高所得者層がターゲットで、販売価格は1平方メートル当たり3500万〜4100万ルピアを見込む。マンションは地上22階、地下4階建てで、1〜3ベッドルームの計246戸。
 ビラは庭付きで1戸当たり218〜289平方メートルの計16戸を備える。
 建設中の大量高速鉄道(MRT)の駅や高速道路からのアクセスの良さのほか、モノのインターネット(IoT)対応家電などの設備をアピールする。
 ブラフマヤサのウィボウォ・ムルジョノ氏は「シマトゥパンには多くの企業のオフィスがあるが住宅はまだ少ない」と同地の住宅需要を見込む。
 ブラフマヤサは2014年、中央ジャカルタ区スディルマンにマンション3棟計509戸の建設を開始しており、今回は同社2件目の建設。同マンションは18年完工予定で、94%がすでに販売済みという。
 香港とシンガポールに拠点を持つ香港ランドとアストラ・インターナショナルは、東ジャカルタのジャカルタ・ガーデンシティ開発でも協業している。両方とも英系ジャーディン・マセソン・グループが50%以上の株式を保有している。(坂田優菜、写真も)

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