ボンタンに製油所建設 プルタミナ 投資額130兆ルピア

 国営石油・ガスプルタミナは30日、東カリマンタン州ボンタンに製油所を建設すると発表した。投資額は130兆ルピアで、実現すれば1日30万バレルの精製能力を持つ国内最大クラスの製油所となる。
 プルタミナの発表によると、石油元売り大手コスモエネルギーホールディングスの子会社コスモオイル・インターナショナルやオマーンの石油会社とコンソーシアムを組成する方針で2020年に建設着工、25年完工を目指す。
 プルタミナは10%以上の株式を取得、原油の最大2割程度を供給する。同社はオマーンからプロジェクト資金融資と原油供給の面で支援を受ける。また、コスモからも技術的な面で協力を受け、製品となるガソリンやディーゼルオイルの販売でも提携する。
 同製油所はプルタミナがサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコと合弁を組んで近代化を進める、中部ジャワ州のチラチャップ製油所(現状の原油処理能力が日量約25万バレルで国内最大)に次ぐ規模か、相当する規模となる。
 19年半ばまでに事業可能性調査(FS)を終わらせ、事業を本格化させる方針。政府は建設プロジェクト期間中に最大2万人の雇用が生まれるとしている。
 石油製品については需要が高まっている一方で、供給力が足りない現状があり、プルタミナは各地で製油所の建設や改修を進めている。
 チラチャップの製油所の改修事業では日揮が約300億円でコンソーシアム単位で受注している。同様にボンタンでも建設、運用、保全事業で、今後日系をはじめとする外資の技術を活用していく可能性がある。(平野慧)

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