自動、省人化アピール JIエキスポでMI開幕 4日間で3万人来場目指す

 製造業関連の国際見本市「第28回マニュファクチャリング・インドネシア(MI)」が6日、中央ジャカルタ区クマヨランの国際展示場(JIエキスポ)で開幕した。30の国と地域から1500を超える企業が参加。9日までの4日間で3万人の来場者を目指す。政府は自動化、省人化による生産性向上を呼びかけた。

 工業省工業金属・機械・輸送設備・電子総局のリリス・マルハディ氏は開会式で、「製造業のデジタル化・コンピューター化への下地は整っている。製造ラインをインターネットにつなげることで時間や経費を削減し、国際競争力を付けられる」とオートメーション化による生産性向上を呼びかけた。
 産業用ロボットや工作機、工具に加え、3Dスキャナーや3Dプリンターなどを売り込むブースが並ぶ。独の光学機器製造カールツァイスが展示したハンディ型の3Dスキャナーに注目が集まった。
 会場には日本貿易振興機構(ジェトロ)が取りまとめるジャパン・パビリオンや地方自治体が主導して出展するブースの他に、ドイツ、台湾、シンガポール、中国、韓国、インドなどの国や地域のパビリオンが並ぶ。
 16社が参加する「トーキョーSME」パビリオンを出展する東京都中小企業振興公社の須崎数正国際事業課長は、「インドネシアは規制が変わりやすいなどネガティブな話も聞くが、参加企業は長期的な視点に立って積極的に参加している。(製品の)メリットや効果を説明し、ほかの国のパビリオンなどに負けないようにしたい」と意気込みを話した。
 開場時間は午前10時〜午後6時(最終日は午後5時まで)。入場無料(登録必要)。(坂田優菜、大野航太郎)

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