ビジネスマッチング開催 東京都中小企業 カディン、SMEJと連携
東京都中小企業振興公社とインドネシア商工会議所(カディン)、中小企業(SMEJ)連合会は4日、南ジャカルタ区スナヤンのメイバンク・インドネシア本店でビジネスマッチングを実施した。
6日から開催されるマニュファクチャリング・インドネシア(MI)に出展する東京都の企業12社を含む16社が主に地場企業との商談や、製品アピールに取り組んだ。
特殊銅合金製作などの大和合金(本社・東京都板橋区)は各種電極に使われる合金を紹介。「鉄鋼関係の電極では日本国内トップシェア」(同社営業課の王?さん)を誇る技術力を武器に、自動車など多様な産業への売り込みを図る。
東京都中小企業振興公社の保坂政彦専務理事は「過去5年間展示会に出展してきた成果である、地場企業とのパイプを生かし企業の商談を成功させたい。技術力が高い企業ばかりなので、需要を掘り起こす意味で活用してもらえれば」と意気込みを話す。
SMEJは従来のセミナーを中心とした情報提供のみでなく、中間管理職や技能者を対象とした人材育成や、インドネシアの企業と日本の中小企業をマッチングさせ、相互の資本、人材を活用する仕組み作りに注力している。(平野慧、写真も)