BSDに商談施設開所 三菱商事・シナールマス 複合開発地域「ゾラ」

 ブミ・スルポン・ダマイ(BSD)・ダイヤモンド・デベロップメント(BDD)は28日、バンテン州南タンゲラン市のBSDシティに建設する住宅・商業施設の複合開発地域「ゾラ」のマーケティング・ギャラリーを開所した。 
 BDDは、三菱商事を中心とする日系コンソシアームと不動産開発シナールマス・ランドが子会社のBSDを通して出資、設立した。
 ゾラは、BSDが開発する5950ヘクタールの複合開発地域の一角、約19ヘクタールで、総投資額は2億6千ドルを超える。約1千戸の戸建住宅や商業施設が開発される。住宅エリアが5区画で約550戸、商業施設利用が3区画でビジネス・ロフトや12階以下の中層建物となる。
 販売が始まる第1区の「ケイア」は84戸。3タイプあり、敷地面積が195〜302平方メートル。延床面積が120〜190平方メートル。安全性と省電力に配慮したスマートホーム・システムが装備され、全タイプ3階建てで最も広いタイプにはエレベーターも設置される。価格は39億〜93億ルピア。 
 BDDのラウレンシア・エビリン・マーケティング・ブランディング・ヘッドは、「発表後の反応は良く、ケイア84戸は来年3、4月ごろまでには売り切る」と自信を見せ、収益4千億ルピアを見込む。 
 開所式には、三菱商事本社より、不動産事業本部の鈴木英俊アセアン不動産開発部長やシナールマス・ランドの住宅部門最高経営責任者(CEO)のヘリー・へンダルタ氏らが出席した。  
 BDDの大まかな資本構成は、日系コンソーシアムが約6割、残り4割がシナールマス・ランド。日系コンソーシアムには、官民ファンドの海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)のほか、京浜急行電鉄、阪神電気鉄道、西日本鉄道など、鉄道事業者も出資、参画している。(太田勉、写真も)

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