キャリア再開考えよう 駐在員夫人グループ セミナーに40人参加
日本帰国後のキャリア再開を希望する駐在員夫人のグループ「ジャカルタキャリアカフェ」は24日、南ジャカルタで特別セミナーを開いた。
人材派遣パソナHRインドネシアの戸矢崎瑞穂代表(35)をゲスト講師に迎え、集まった女性40人が今後のキャリアについて考えた。今回で2回目。
セミナーは前後半に分かれ、前半は同グループを立ち上げた荻野代表が、夫の転勤と自身のキャリアのはざまで悩んだ経験を話した。ジャカルタ転居後は、積極的にボランティアグループを立ち上げ「自分にとって何がやりたいことなのか、自分で決めたことは続く」と生き生きとした表情で述べた。
その後、同グループのメンバーがインドネシア国内で進めるボランティア活動、経験を生かした今後のキャリアビジョンなどを話した。
後半は、パソナHRインドネシアの戸矢崎代表が、子育てと両立している自身のキャリアを紹介。日本帰国後の再就職に向け、「何をしたいのか、どんなキャリアを歩みたいのかを想像しておくことが大切で、そのために今できることをする」とアドバイスした。
同グループは、駐在員夫人のキャリアなどの不安や悩みを気軽に共有できる場を設けたいという思いから2014年に設立された。現在61人の会員がいる。月1回、ジャカルタ特別州内のカフェで定期的に集まり、キャリア再開に向けた目標設定、自己分析、他業種勉強会などを行なっている。(上村夏美、写真も)