チトセ、シーエンジと合弁 高反発マットレス販売・製造
業務用家具などを製造・販売するチトセ・インターナショナルは16日、マットレスやクッション素材の開発・販売を行うシーエンジ(本社・愛知県蒲郡市)と合弁会社設立のための覚書を結んだ。チトセが西ジャワ州チマヒ市にある自社工場に200億ルピアを投資して、マットレスの生産設備を設置する。2018年3月頃に生産開始予定。
シーエンジが日本国内で開発・販売を行う、高い通気性を持ちながら洗うことができる高反発マットレス素材「シーコア」を「シープロ」のブランド名で販売していく。
資本金は25億ルピアで、チトセが70%、シーエンジが30%出資する。
18年の売り上げ目標は78億ルピア。病院やホテル、軍、ベビー用品向けに、チトセが国内に持つ22拠点、850の代理店での販路拡大を目指すほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)やオセアニア地域への輸出も視野に入れる。
1×2メートルのマットレスを月間計6千枚生産する予定。
チトセ・インターナショナルの網中和彦ディレクターは「他にはあまりない商品。(シーコアは)ウレタンより軽く、洗えるので、自社で生産している折りたたみ椅子などに取り入れたい」と話した。(坂田優菜)