きらびやかな舞を披露 JJCバリダンス部 創部40年迎え発表会
創部40年を迎えたジャカルタ・ジャパン・クラブ(JJC)バリダンス部「スカール・プチュック」が5日、南ジャカルタのブルンガンのGRJSで第40回発表会を開いた。ジュニア部の25人、婦人部の12人がガムラン楽団の生演奏に合わせてきらびやかな舞を披露、集まった約300人を魅了した。
今回のテーマは「バリ舞踊を通しバリの文化を尊重するとともに、個々の感受性を磨き、お互いを尊敬し合う」で、小鳥や花、歴史的物語を題材とした踊り10曲を披露した。
青年を表現した演目「タリ・トゥルナ・ジャヤ」をソロで堂々と演じた中学3年の越水(こしみず)麻裕さんは、小学3年から5年間、同部に所属してきた。日本帰国のため、今回が最後の発表会となり「いやだなーと思うこともあったけど、今思うとすごく楽しかった」と5年間を振り返った。
1977年に創立され、ことし40周年を迎えたバリダンス部。これまでにバリ舞踊を学んだ生徒は約1200人に上る。
97年からは国内外で活躍する舞踊家のイダ・バグース・スディアサ、イダ・アユ・ラトゥナ・グマンティ両氏が講師を務めてきた。
同部の中村みゆきさんは発表会前、バリダンスの魅力を「きらびやかな衣装で踊る繊細な踊りと美しいガムランの音色。細かい手足や首の動き、一つ一つの仕草に意味がある」と説明し、「(40年間続いてきた)つながりを今後も絶やさぬよう、バリダンスの魅力を伝えていきたい」と語った。(坂田優菜、写真も)