リーダー育成準備を 現地化ニーズに応え JACリクルートメント
人材紹介業を展開しているJACリクルートメントは4日、西ジャワ州ブカシ県チカランの複合開発地域デルタマスのサービスアパートメント「ル・プルミエ・コタ・デルタマス」で人事セミナーを開いた。
主題は「インドネシアにおけるリーダー準備」。日系企業の中には設立期から成長・安定期に入った企業が増え、人材面での現地化への取り組み、中でもリーダーの育成が課題となっている企業が多い。顧客企業からのニーズも高まっているという。
セミナーは2部構成で、複数の国で人材育成、研修を手がける二つの企業の代表が講演した。
前半はマネジメントセミナー(本社・東京都渋谷区)の藤原浩さんが、世界各国における企業のリーダー人材の育成に関する豊富なデータを基に、リーダーの選定や育成の現状、課題について講演した。
後半はエイムソウル(本社・東京都品川区)の稲垣隆司さんが、自身の経験を基に作った育成ノウハウについて、参加者と一緒に考えるワークショップを交えつつ解説した。
セミナーを企画したJACリクルートメントの毛利哲也さんは「求人依頼の内容でマネジャークラス以上を希望する企業も増えている」と指摘。参加者からは「データに基づいた説明と、経験を土台にした解説を両方聞けて参考になった」などの意見があった。
JACの経営者向け人事セミナーはことし3回目。3日には同内容のセミナーがジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)で開かれた。(平野慧)