学年、クラスを超えて団結 JJS体育祭 練習の成果を披露
23日に開かれた第48回ジャカルタ日本人学校(JJS)体育祭。夏休み明けの約1カ月、休み時間を割きながら、学年やクラスを超えて演技や応援の練習をしてきた成果を披露した。
小学部3、4年生は団体演技で、沖縄の伝統芸能エイサーを踊った。太鼓を手に力強く動き、かけ声を上げた。同5、6年生は「友情・団結・全力」と題した組体操を発表した。お互いの呼吸を合わせながら、6段ピラミッドやタワーを作り上げ、観客からは拍手や歓声が上がった。
中学部女子はダンス「INFINITY」で会場を盛り上げた。お笑い芸人ブルゾンちえみのネタ「キャリアウーマン」のパロディーで笑いを取り、自分たちで考えたという振り付けのダンスを次々と熱演した。
学年ごとの団体競技も白熱した。小学部1年生は「ラグラグ玉入れ」で、笑顔いっぱいのダンスと玉入れを交互に楽しんだ。同2年生の大玉ころがしでは大きな玉を協力して転がし、チームメートにつなげた。
小学部6年3組の塩崎陽也さん(11)は、中学部男子の組体操が印象に残っていると話し、「自分たちの組体操よりそろっていて、すごいと思った。来年は自分たちもあんなふうにやりたい」と語った。
白組応援団員を務めた中学部3年2組の三宅結子さん(14)は昨年に引き続き応援団に参加。「優勝できてよかった。みんなをまとめるなど、昨年できなかったことがことしはできた」と笑顔で喜びを語った。
中学部1年、小学部4年生の娘の応援に駆けつけた岡部愛さんは「思春期に入って、会話が減り感情を表に見せることも少なくなっていたが、学校で頑張っている姿を見られてよかった」と話した。(坂田優菜)