来月30日にオープン イオン2号店東ジャカルタ 227店が入居へ
総合小売グループのイオンとイオンモール・インドネシアは30日、9月30日に東ジャカルタ区チャクンの複合開発地域「ジャカルタ・ガーデンシティ(JGC)」に2号店をオープンすると発表した。「食とエンターテインメント」をコンセプトに計227のテナントが入居する。
イオンモール・ジャカルタ・ガーデンシティは、北ジャカルタ区クラパガディンから約6キロ、ジャカルタ外環道(JORR)外側の新興開発地区にある。
敷地面積8万5千平方メートル、延べ床面積16万5千平方メートル。今回オープンする第1期は、総賃貸面積6万3千平方メートルで地下1階地上4階。総合スーパーのイオンJGC店をはじめ、映画館施設のCGVシネマズ、子ども向け体験型アミューズメントの「ファンペッカ」など227のテナントが入居する。
コンセプトは「食とエンターテインメント」。国内最大1800平方メートルのアイススケート・リンクや、高さ72メートル、直径50メートルで国内最大の大きさとゴンドラ数の大型観覧車が屋上に設置されるなど、注目のエンターテインメント施設が並ぶ。
「食」の部分では、マレーシアで人気の回転寿司「スシ・キング」がインドネシア初出店。日本でおなじみの台湾まぜそば「麺屋こころ」やイタリアン「ポポラマーマ」など、グランドフロアと1Fには、カフェやレストラン70店舗が出店する。2Fには動物のいる森をイメージした「ズー・カフェ」、3Fには、1300席のフードコート「グルメガーデン」に、吉野家など36店舗が並ぶ。
イオンモール・インドネシアの礒部大将JGC店ゼネラルマネジャーは、2号店に同地域を選んだ理由について、「道路や住宅、商業施設を中心にインフラが整備され、総合的な開発計画が進み、今後更なる発展が見込める」と話す。
ジャカルタ中心部に近く人口密度も高い▽主要幹線や高速道路へのアクセスも良く、広域からの集客が期待できる——ことを挙げ、「家族や大切な人たちとの絆を深め、笑顔になる時間と場を提供し、ショッピングだけではなく、新しい体験も提供していきたい」と語った。
イオンモールは2015年5月、バンテン州南タンゲラン市ブミ・スルポン・ダマイ(BSD)に総賃貸面積7万7千平方メートル、テナント数280店舗の1号店をオープンした。
昨年1年間の来客数は1200万人。今後、18年に3号店として、西ジャワ州ボゴール県に総賃貸面積7万1千平方メートルの「イオンモール・スントゥールシティ(仮称)」、19年には、西ジャワ州ブカシ県に「イオンモール・デルタマス(仮称)」の出店を予定している。(太田勉、写真も)