モデルコースを紹介 JNTO 訪日商談会

 日本政府観光局(JNTO)ジャカルタ事務所は28日、中央ジャカルタのプルマンホテル・ジャカルタで、訪日旅行セミナーと商談会を開いた。ことしの訪日旅行者が35万人を超えると見込まれるインドネシアへの注目度は高く、会場には、日本の地方自治体や観光関連企業など39のブースが出展、インドネシアの旅行代理店などから約100人が参加した。
 各ブースにはインドネシアの旅行代理店スタッフがひっきりなしに訪れ、終日熱心な商談が続いた。セミナー会場でも、北海道、岐阜県、和歌山県、群馬県みなかみ町などの地方自治体やその関連団体、はとバスやホテル・ユニバーサル・ポートなどの観光関連企業がそれぞれの魅力をアピールした。
 和歌山県は、直行便のある関西国際空港から40分以内という地の利を生かし、和歌山2泊、三重県伊勢1泊、大阪2泊のモデルコースを使い、具体的に和歌山の魅力を説明した。商工観光労働部観光局観光交流課の大江佑輝・副主査は「那智の滝と青岸渡寺など、和歌山の知名度が着実に上がっているのを実感する」と語った。
 また、インドネシア人漁業研修生が乗っていた漁船が3月、全長2・8メートル、重さ446キロの巨大マグロを仕留めたことを紹介。市場開設以来最大とされ、勝浦漁港に水揚げされたマグロの実物の写真を使って説明すると、会場から歓声が沸いた。
 訪日セミナー・商談会は、29日に東ジャワ州スラバヤ、31日に北スマトラ州メダンでも開催される。
 JNTOによると、2016年の訪日旅行者は27万1千人で、ことし7月までの累計で既に20万人を超え、前年同期比35%増の20万8300人に達している。(太田勉、写真も)

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