凸版印刷が買収 ASEANで過去最大規模 地場包材大手と提携

 凸版印刷は24日、包材事業大手カルヤ・ウィラ・インベスタマ・レスタリ(KWIL)との間に資本業務提携契約を締結したと発表した。KWILの事業子会社の株式の51%を取得する。 
 国内市場規模4千億円を超えるといわれる、食品など生活産業向けの軟包材事業を推進し、先行する大日本印刷など他社との競争力を強化する。 
 買収額などは公開されていないが、凸版印刷広報によると「東南アジア諸国連合(ASEAN)域内での投資規模では過去最大」だという。 
 2020年までをめどに約50億円を投資して新工場を建設する予定。同社は西ジャワ州ブカシ県に工場を構えており、「工場敷地内での増設や、既存の建屋内での新ライン立ち上げなども含めて検討している段階」(同広報)。 
 投資には輸出の強化以上に、拡大する国内需要に対応する意味の方が大きいという。
 同社は1973年にインドネシアに進出。工場面積は6・6ヘクタール。インドネシア事業で20年度をめどに約300億円の売り上げを目指す。(平野慧)

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