駅に高層住宅着工 低所得者層向け3棟 南ジャカルタタンジュン・バラット
南ジャカルタのタンジュン・バラット駅周辺の国鉄(KAI)保有地で15日、政府主導の低所得者層向け高層集合住宅の建設が始まった。
国営住民公社プルムナスが工事を請け負う。1万5244平方メートルの国有地に29階建ての集合住宅3棟(1232戸)を建てる。4186平方メートルの駐車場を完備。商店や飲食店街などが入居する商業施設を設ける。総工費は7050億ルピア。
起工式にはバスキ・ハディムルジョノ公共事業・国民住宅相やリニ・スマルノ国営企業相、ブディ・カルヤ・スマディ運輸相、国鉄のエディ・スクモロ社長らが出席した。
政府は西ジャワ州のデポック市ポンドック・チナ駅とボゴール市ボゴール駅にも同様の複合施設を開発する。ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は、駅を中心に住宅や商業施設を配置する公共交通指向型開発(TOD)を推進。国鉄が保有する国有地を活用し、首都圏専用電車(KRL、コミューター)の駅と住宅を連結する計画を進めている。