震災支援に感謝示す 日本大使館が式典開く AKB48も飛び入り参加 「元気な日本に来て」
東日本大震災から来月十一日で一年を迎えるのを前に、在インドネシア日本大使館は二十四日、中央ジャカルタのホテル・インドネシア・ケンピンスキで、震災追悼・復興レセプションを開催した。震災の犠牲者を追悼するとともに、インドネシアからの支援に対して感謝を示した。
マリ・パンゲストゥ観光創造経済相、ヒダヤット工業相、ムハンマド・ヌー教育文化相、労働者派遣保護庁(BNP2TKI)のジュムフル・ヒダヤット長官、日本への震災に関わった世界各国からの関係者約六百人が出席。冒頭、出席者は一分間の黙とうをささげた。
鹿取克章・駐インドネシア日本大使が「インドネシアをはじめ、世界各国から日本への哀悼や共感が示されたことに深く感謝している。日本はこれからも復興に向けて努力していく」と話した。
世界でも関心が高まる日本のサブカルチャーを紹介するとともに、元気を取り戻しつつある日本を知ってもらおうと、二十五、二十六の両日にはジャパン・ポップカルチャー・フェスティバルがジャカルタで行われる。
イベントに登場する日本の人気アイドルグループ「AKB48」の海外初の公式姉妹グループ「JKT48」のメンバーも参加。パフォーマンスを行った後、メンバーのクレオパトラさんが「私たちは二度日本に行った。頑張る日本をジャカルタから応援している」と語り、ステラ・コルネリアさんは「復興に向けた日本の姿に勇気付けられた。友情の懸け橋としてこれからも活動していきたい」と語った。
その後、二十四日夕にジャカルタに到着したばかりのAKB48メンバー十六人の中から高橋みなみさん、指原莉乃さん、宮澤佐江さんが飛び入り参加。
宮澤さんは「インドネシアからの心温まる支援を頂いた。AKB48は被災地を訪問して、できる限りの応援を続けている」、指原さんは「日本は復興への道を歩み、元気を取り戻しつつある。インドネシアのみなさんも元気な日本に足を運んでほしい」と語った。
■ きょうJポップフェス
ジャパン・ポップカルチャー・フェスティバルは、二十五、二十六日に開催。二十五日午後六時半から、南ジャカルタのバライ・カルティニでの「Jポップ・コンサート」を皮切りに、二十六日には中央ジャカルタのプラザ・スナヤンで、コスプレショー、ヘアメイクショー、「カワイイ」ファッションショーなど、日本の文化を紹介する多彩なイベントが行われる。
AKB48とJKT48は午前八時、民放テレビ局RCTIの番組「ダフシャット」に出演する予定。