デルタマスに新アパート 出張、長期滞在者向け 呉竹荘サンクレスト

 日本国内でホテル事業を展開する呉竹荘(本社・浜松市)は西ジャワ州ブカシ県デルタマスでサービスアパートメント事業を開始する。マリモ(本社・広島市)が運営するサービスアパートメントを買収し、「呉竹荘サンクレスト・レジデンス・デルタマス」として25日にリブランドオープンする。
 呉竹荘は静岡県、愛知県内で軒数が多く、インドネシアに進出している日系二輪、四輪関係の企業とのつながりも深い。日本から予約する仕組みを作り、出張者や長期滞在者の需要を取り込む。
 日本国内で成功してきたリノベーションのノウハウを活用する。買収や改装など総投資額は5億円以上。3年目をめどに売り上げ額1億8500万円、稼働率65%を目標としている。
 同社はベトナムですでに2件のホテルを運営しており、「和食が充実した朝食や、客室のテレビで日本の民放番組が視聴できるサービスは好評だった。インドネシアでも取り入れていきたい」(同社グローバル事業部中村堅明マネジャー)という。
 地上4階建てで客室数は105。延床面積は6195平方メートル。
 2018年8月には南ジャカルタのクマンに短期出張者や旅行者向けのホテルを開業する予定。
 同社は海外事業を強化。韓国、タイへの進出も計画している。(平野慧)

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