市長会がトップセールス 観光誘致と販路拡大 愛知県
市相互の連携推進を目的に愛知県38市で組織する愛知県市長会は17日、南ジャカルタのセンチュリー・パーク・ホテルで、参加した13市の魅力を紹介する交流会を開いた。
訪門団には、愛知県内の東海、蒲郡、一宮、瀬戸、半田、刈谷、常滑、知多、愛西、弥富、あま各市から11市長と安城、小牧両市の副市長が参加。各地の観光名所や特産品などを、それぞれユーモアを交えてアピールした。
市長会は、2026年に愛知県で行われる第20回アジア大会や27年のリニア新幹線の開通を見据え、経済成長が著しく、将来の観光誘致や県産の製品の販路拡大が期待されるインドネシアの実情を、まず各市長自身が自分の目で見る必要があるとして今回の訪問が実現した。
訪問団の団長を務める東海市長の鈴木淳雄氏は、「今回のトップセールスを通じ、いろいろな意見を聞いて、文化や価値観の違いを学び、今後、長期的に交流できるような体制を整えていきたい」と語った。
会には、在インドネシア日本大使館の高田真里公使、日本貿易振興機構(ジェトロ)ジャカルタ事務所の春日原大樹所長、日本政府観光局(JNTO)ジャカルタ事務所の冨岡秀樹所長など、関係機関や航空会社、旅行会社などから約60人が集まった。
一行は17日、マレーシアからインドネシアに入り観光誘致プロモーションと交流会に参加。18日に訪日有力旅行会社を訪問、工業団地の工場視察などを行い、19日早朝、次の目的地シンガポールへ向かう。(太田勉、写真も)