ウーリン、新工場開所 投資額9兆ルピア、生産能力年間12万台

 中国の自動車大手、上汽通用五菱汽車の現地法人・SGMWモーター・インドネシアは11日、西ジャワ州ブカシ県デルタマスにあるグリーンランド国際工業センター(GIIC)内に建設した新工場の開所式を開いた。

 式典には、ユスフ・カラ副大統領やアイルランガ・ハルタント工業相、アフマッド・ヘルヤワン西ジャワ州知事、中国からは、同社本社のある広西チワン族自治区のラン・ティアンリ副知事やSGMWのチェン・ホイ社長ら関係者が出席した。
 新工場は2015年に建設工事を開始、総投資額は9兆ルピアに達する。生産能力は年12万台で、3千人を雇用する。敷地面積は60ヘクタール、半分の30ヘクタールを自社工場、残り30ヘクタールをサプライヤーパークとしている。サプライヤーパークには、中国企業14社、米国企業1社、ドイツ企業1社が入居する。
 カラ副大統領は「自動車産業への投資は国家経済の発展につながることと、雇用機会が増えることの二つの効果がある」と期待し、「現地調達率をさらに上げていってほしい」と話した。
 SGMWモーター・インドネシアは5月、1500CCの低価格多目的車(LMPV)のコンフェロSを報道陣に公開。6月のジャカルタフェアでは、1億3千万〜1億6500万ルピの価格帯で予約の受付を始めている。
 8月にインドネシア全土に42販売店をオープン、そのうち19店舗がジャボデタベック(首都圏)内としている。同社のシー・フェイユン社長は「18年の3月にはコンフェロSより小型のモデルを発表したい。ことしの販売目標は8千台」と語った。(リンダ・シラエン、太田勉)

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