高速道 6区間開通へ 18年にメラック〜スラバヤ直結 今月中

 公共事業・国民住宅省高速道路調整機関(BPJT)は5日、ジャワ島とスマトラ島で建設中の高速道路で、7月に6区間を正式に開通させると明らかにした。ジャワ島横断高速道路(トール・トランス・ジャワ)の一部、西端のバンテン州メラック港〜ジャカルタ特別州〜東ジャワ州スラバヤ間は、2018年6月中旬のレバラン(断食月明け大祭)前の開通を目指す。

 BPJTによるとジャワ島では7月、中部ジャワ州スマランとソロを結ぶ高速(72.64キロ)の一部バウェン〜サラティガ間(17.6キロ)と、東ジャワ州グンポル〜パスルアン(34キロ)の一部グンポル〜ルンバン(13.9キロ)が開通する。
 スマトラ島縦断高速道路(トランス・スマトラ)は、北スマトラ州メダン〜同州ビンジャイ間の一部(10.5キロ)、南スマトラ州パレンバン〜同州インドンララヤ間の2区間(計17.03キロ)、同島南端のランプン州バカウヘニ港〜トゥルバンギ・ブサール間の1区間(5キロ)が開通する。
 6区間はいずれもことし4月以降、試験運行やムディック(帰省)、首都圏へのUターンラッシュ時の渋滞緩和のために供用を開始していたが、当初はことし年初の開通を見込んでいた。
 ジャワ島横断高速で現在建設が進んでいるのは、中部ジャワ州プジャガンから東ジャワ州を結ぶ区間。中部ジャワ州に比べ、東ジャワ州は土地収用問題が解決している区間が多いという。
 中部ジャワ州ではプジャガン〜プマラン間とソロ〜ンガウィ間、東ジャワ州では、モジョクルト〜ジョンバン〜クルトソノ間とモジョクルト〜スラバヤ間が、年内にそれぞれ開通できる見込み。
 ジャワ横断高速はバンテン州メラック〜東ジャワ州バニュワンギを東西に結び、距離は1200キロ。スマトラ縦断高速はアチェ州バンダアチェからランプン州バカウヘニまで全長約2700キロを結ぶ計画で、いずれも2019年の開通を目指している。(毛利春香)

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