健闘たたえ合う バリで3都市親善スポーツ大会
第15回3都市親善スポーツ大会の各競技対抗戦が27日、バリ島各地で開催され、各チームが練習の成果を存分に発揮した。サッカーでスラバヤがジャカルタの連覇を阻むなど、各地で力の限りを尽くした熱戦が繰り広げられた一方、互いの健闘をたたえ合い都市間の垣根を超えて交流を深めた。
バリ、3連覇に輝く
ゴルフ
例年通りジンバランのニュークタゴルフクラブで行われた。安定したグロスのスコアでバリが他チームに差を付け3連覇を達成した。スラバヤは林洋雄さんがベストグロスを獲得するなどチームをけん引、僅差で2位につけた。
バリの土山和明さんは「ゴルフは年を取ることによりスコアを減らしていける。今後も頑張っていきたい」と話した。
スラバヤ、接戦を制す
サッカー
ジンバランのヨガ・プルカンティ・グラウンドで3都市の総当たり戦が行われ、スラバヤが2年ぶり2回目の優勝に輝いた。
第1試合はスラバヤが1—0でバリを制した。第2試合のジャカルタ対スラバヤは2—2の引き分け、第3試合のバリ対ジャカルタも2—2で引き分けた。
スラバヤの細沢尚矢主将は「このメンバーで優勝できてうれしい。個人の力ではなくチームの力で勝つことができた」と笑顔で話した。
2桁得点で勝利
ソフトボール
南クタのダルマワンサ通り周辺にあるグラウンドで実施。総当たり戦を行い、2試合連続2桁得点を挙げたジャカルタが9回連続の優勝を果たした。
ジャカルタ代表の東急リングスはチーム創設3年目にして初出場。菓子豊文監督は「普段通りのつなぐ野球ができた」と振り返った。大会出場のために日本から来た三輪真也さんは「昨年は大会出場を見据えて、出場決定前からバリで合宿も実施した」と振り返り、「念願を達成できた」と目を細めた。
ジャカルタ圧巻15連覇
テニス
ヌサドゥアのヒルトンバリ内テニスコートで行われ、ジャカルタが11勝で優勝に輝き、大会始まって以来の15連覇を果たした。
ことしが5回目の出場となるジャカルタの竹野昇平さんは「バリに来るからには勝ちたい、という気持ちがチーム内で強かった。初参加の人も好成績を出せた」と勝因を語った。
混合ダブルスで親睦も
バドミントン
デンパサールのチャハヤスポーツクラブで都市対抗の団体戦と都市混合の個人戦が行われた。
スラバヤが不参加のため、団体戦はジャカルタとバリの一騎打ちとなり、ジャカルタが10試合中8試合を制し優勝した。都市混合では当日決めた相手とダブルスを組み、親睦を深めた。
ジャカルタの佐藤暢部長は「(優勝は)練習を積み重ねてきた結果なので喜ばしい。(不参加の)スラバヤに復活してもらい、(来年は)3都市でやりたい」と語った。(平野慧、坂田優菜、写真も)