【バリスポーッ大会】真剣勝負、楽しもう 200人が5競技争う 3都市スポーツ大会
3都市親善バリ・スポーツ大会(主催・バリ日本人会、ジャカルタ・ジャパンクラブ=JJC、東ジャワ・ジャパンクラブ=EJJC)が27日、バリ島各地で開かれる。ジャカルタ、スラバヤ、バリの在留邦人ら約200人がソフトボール、バドミントン、テニス、サッカー、ゴルフの5競技で汗を流し、真剣勝負をしながら交流を深める。
大会はことしで15回目を迎える。第1回目はテニスとサッカーの2種目で始まり、次第に競技数が増え、8回目から5種目開催で推移してきた。
参加人数は増え、チームによってはインドネシア人選手の参加も増えており、活性化が進んでいる。
昨年の大会では、ソフトボール、サッカー、テニス、バドミントンの4種目でジャカルタが勝利。ゴルフはバリが熱戦を制した。
宇都克興・実行委員長はバリチームのソフトボール部総監督も務める。「人材の豊富なジャカルタチームに対して、(スラバヤ、バリは)競技によってはほぼ100パーセント勝てないという状況もあるが、精一杯試合に臨んでいく」と抱負を語った。
2002年10月にバリで起き、日本人を含む202人が犠牲になった爆弾テロ後に、沈滞ムードを乗り越える目的で03年に始まった。宇都実行委員長は「平和に感謝する面もある大会。来年の日イ国交樹立60周年記念大会、大会20周年、さらには永遠と次世代に、継いでいただければと思っている。大きな事故も、けがもなく、無事に終了することだけを祈っております」と語った。
今回が3都市大会初参加となる富澤陽一JJC事務局長は「インドネシアに来て初めてのゴルフコンペ。接戦が予想されるので、足を引っ張らないように頑張りたい」と話し、「(スラバヤ、バリの人たちと)交流を深めるとても有意義な機会。バリを楽しみたい」と期待を語った。
全日程終了後の27日午後6時半(同6時開場)から、クタのDFSギャラリア2階にある中華料理店「エマ」(Jl. By Pass Ngurah Rai, Kuta、電話0361・761・965)で、各競技の表彰式および懇親会を行う。(平野慧)