カラワンで日本語医療を タケノコグループ 5カ所目の診療所開設
タケノコ診療所グループはこのほど、西ジャワ州カラワン県トゥルックジャンベにある私立マンダヤ病院1階に新たな診療所を開設した。ジャカルタ特別州、西ジャワ州などに続き5カ所目。系列診療所で経験を積んだインドネシア人医師2人と通訳2人、薬剤師らが勤務する。
診療所では総合医が診察し、必要に応じてマンダヤ病院などの専門医を紹介する。他の病院を利用する際にも通訳などのサービスを提供する。また、一部保険会社についてはキャッシュレスで対応する。
新診療所は、診察室、2つの点滴室、薬局、検査室から成り、ベッド5床を備える。
診察時間は、月〜金曜日の午後2〜同10時。ニーズがあれば時間を延長する予定だ。
タケノコ診療所グループは、ジャカルタ特別州に2カ所、西ジャワ州ブカシ県チカランとバリ州に各1カ所の診療所を構え、今回が5カ所目の診療所となる。
同グループの山田晴男院長は、カラワン県での診療所開設について「開発に伴い日本人が増え、日本人向けのホテルやレストランが進出しているが、日本人向けの医療が欠けている。カラワンで生活する日本人のためになれば」と話している。
今回提携するマンダヤ病院は病床数218で、外科、内科、小児科、歯科、眼科、皮膚科、産婦人科、精神科などを備える。理学療法や血液透析などの設備、入院病棟もある。(坂田優菜、写真も)