物流センター開所 グループ最大規模 フジトランス
総合物流業フジトランス(本社・愛知県名古屋市)のインドネシア現地法人フジトランス・ロジスティック・インドネシア(FLI)は26日、西ジャワ州ブカシ県デルタマスにあるグリーンランド国際工業センター(GIIC)に建設した物流センターの開所式を開いた。
物流センターは敷地面積6万4千平方メートル、倉庫面積3万5千平方メートルで、フジトランス・グループ最大規模。梱包倉庫や物流センター機能を持ち、コンテナデッキが2カ所12本分を装備。雨天時などは、中央の通路からウイングボックスなどの屋内荷役に対応し、大型設備機械などの一時保管にも利用できる。
フジトランス本社の古川一国際物流部担当取締役は「自動車部品の取り扱いを手始めに、自社のサービスを拡大していきたい」と話す。「フジトランスが65年にわたり積み重ねてきた、内航船を使った物流ノウハウなどを生かし、各分野に展開していきたい。これから成長していくこの国の発展のために貢献していきたい」と語った。
フジトランスは2013年、フォワーディング業務を中心とした合弁会社フジトランス・インドネシアを設立。現在、国内にグループ会社3社を展開。FLIは15年の設立で資本金4200億ルピア。日本のフジトランスが100%出資している。
式典には、ミツビシ・モーター・クラマ・ユダ・インドネシア(MMKI)の山上智取締役や東亜建設工業の秋山優樹社長、日本のフジトランス本社から系井(けいい)辰夫社長らが出席した。(太田勉、写真も)