大型コンテナ船入港 米西海岸向け直航船 タンジュンプリオク港

 北ジャカルタのタンジュンプリオク港ジャカルタ・インターナショナル・コンテナ・ターミナル(JICT)に、総トン数9万1410トン、全長334メートルの大型コンテナ船「CMA・CGMオセロ」が入港した。船は世界第3位の船会社CMA・CGMグループの所有で、ジャカルタ〜米西海岸を航行する。 

 23日に行われた入港セレモニーには、ブディ・カルヤ運輸相や国営港湾管理会社第2ぺリンドのエルウィン・G・マッシャ社長、CMA・CGMアジアのジャン・イブ・デュバル副社長やフランス大使、国営企業省など政府関係者が出席した。
 ブディ運輸相は「タンジュンプリオク港は、10万トン、8238TEUS(20フィートコンテナ換算)を超えるクラスの船を受け入れられようになった。これまでシンガポールで行なっていた積み替えを自前でできる港になり、低コストを生かしアジア最大の積み替え港を目指す」と語った。
 CMA・CGMアジアのジャン副社長は「ジャカルタ〜米西海岸航路に17のコンテナ船を投入する。インドネシアと米国間に定期直航船のサービスができたことは、インドネシアの海運事情に大きな変換をもたらす」と述べ、今後の展開として、「欧州向けや中東向けの新航路も開発していく。現在の我々のインドネシアの海運貨物シェアは約13%で、毎週1万2千TEUSの取扱量があるが、これら新サービスの投入で1万5千TEUSに増加するだろう」と語った。
 CMA・CGMグループは、現在、世界中に600を超える代理店をもち160の国で展開している大手船会社。449の船団を持ち、420の商業港でのサービスを行っている。昨年の取り扱いは1560万TEUS。 (リンダ・シラエン、太田勉)

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